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2018.06.15

夜の肩のうずいた痛みを解決します。

ある日突然肩の痛みが襲って来て、服を着たりするのや髪の毛を洗ったりすることが出来なくなる症状があります。

そうです。

いわゆる五十肩です。

四十肩ともいわれますが、正式名称は、『肩関節周囲炎』です。

この疾患に鍼灸が効くって知っていましたか?

加齢に伴って肩関節周囲の疲労が原因で痛みが発生してきます。

その痛みが出てくる年齢が40歳以降で発生しやすいので、各年代の名前となっています。

40歳代なら四十肩、50歳代から五十肩、60歳代なら六十肩、70歳代なら七十肩などなどと呼ばれています。

高齢で運動をあまりしていない人に発生しやすいです。

肩関節周囲炎という病名の中に、腱板炎、肩峰下滑液包炎、上腕二頭筋長頭腱炎、関節包炎、石灰沈着性炎などの病気が含まれることがわかっており、肩の痛みの原因がわかればそれぞれの具体的名称となります。

しかし、原因がよくわからない場合は、肩関節周囲炎と診断されます。

正確に説明すると、「肩関節の骨や軟骨に異常を認めず、周囲の筋肉・靭帯・腱が炎症や老化や損傷・断裂を単独あるいは複合して生じて、肩の痛みと可動域制限をきたす病気」と言われています。

五十肩で、来院される患者さんで一番何が困っているかを聞いていると、

肩が痛いのは、もちろんのこと、

『夜に痛みで目が覚めてしまって熟睡出来ないこと』

を上げられる方が多いです。

起きている時は、肩を動かさないようにして痛みが出ないように我慢しているが、

夜に布団に入ると、ズキズキと疼くような痛みが発生してきて、なかなか寝付けない。

更に、寝れたと思っても、無意識におこなっている『寝返り』をしたときに、激痛で目が覚めてしまう。

このような症状を『夜間痛』といいます。

この夜間痛をとにかくどうにかしてほしいと当院に駆け込んでこられます。

鍼灸治療は、夜間痛に大変効果的です。

当院に来られる夜間痛の患者さんは、一回で夜の嫌な痛みがなくなったと喜んでいただけております。

夜間痛は、続く人はとにかく長く続きます。

当院に来られて一番長く夜間痛に悩まされたていた方は、なんと

一年半

でした。

一年半の間いろいろな治療法を試して、最後の最後に鍼灸をチョイスして藁にもすがる思いで来院された方ですので、わたくしの治療家人生でもとっても印象的な方です。

一度治療して二回目の治療にやってこられた時に、

「快適に眠ることが出来ました!

ありがとうございます!」

と、満面の笑顔で言って頂いた時にはこちらも本当に嬉しくなりました。

現在、夜間痛で悩んで折れる方、あきらめないで鍼灸を試していただけたらと思います。